❺【スペイン夏キャンプ2025 7月第4週リポート】DAY4
- MGF

- 7月25日
- 読了時間: 4分


キャンプ4日目。一週間は早い!
この日は、ホテル横の体育館にて、まずはストレッチマットを敷いての怪我の予防や体幹、ボディーバランスを鍛える様々なストレッチや、トレーニングをじっくり行いました。続いては、コーディネーション系のトレーニングや、脳と体の反応を鍛えるトレーニングを行いました。最後のトレーニングでは、50人以上いるメンバーの中で、スペイン語でのトレーニングにもかかわらず、ハルトはベスト6ぐらいまで残って奮闘していました!
続いては、隣の天然芝のグランドへ移動して、陣地ボール蹴り込み合戦。そこでは、11人生の広いグランドに、半々に分かれ、時間内に相手陣内に多くのボールが残った方が負けというルールの下、ロングキック合戦が行われました。最後は、イングランド式のシュートをゴロや浮き球で行い、ハルトもリクもこの日は調子良く、バシバシとネットを揺らしてしました。そして、最後の競争ゴールでは、リクがJuanと共に、優勝に輝いていました!

さぁ、そして午後はゲームです。昨日編成したチームがベースですが、移籍が実施され、昨日3・4位だったチームが、1・2位のチームからそれぞれ1人ずつ希望選手を引き抜き、逆に、1・2位のチームが、抜かれた選手の代わりに、3・4位チームから、移籍で動いた選手以外から、1人ずつ獲得するという手法で、移籍が行われました。そこでは、人気銘柄のスペイン代表U14のIvan、アトレチコ・マドリーのLucas、小6ながら、期待の星Suanなど、目まぐるしくメンバーが入れ替わりました。

準決勝第1試合は、昨日決勝で戦った同士、リク擁するチームPichu対ハルト擁するチームSergioです。試合は一進一退の攻防が続きます。そんな中、リクは昨日の怒涛のような前からのプレスを今日も実行しようとするも、ファーストアクションで足首を軽く捻ったか、その後、違和感を覚え、やや精細に欠きます。今回、レベルの高いメンバーに囲まれ、浮き彫りになった課題は幾つかあるものの、強いて挙げるなら、ボールを奪い切る際、もっと体を捻じ込んで、お尻を使って奪い切るプレー、また、姑息に押してくる背負った相手DFに対し、自分もそれに対抗する腕の使い方、ボールを受ける前の相手との駆け引き、更には、ここで受けたらシュートまで高確率で持ち込めるという『型』。そんな点を伸ばして行けば、更に相手にとって怖いFWになれる事でしょう。

一方のハルトは、中盤で途中出場を果たすと、相変わらず、パスワークにはスムーズに入れています。欲を言えば、もっとボールを呼び込む積極性、そして、まだまだ課題の球際の迫力、そして、近くの選手にパスするばかりでは無く、一つ飛ばして遠くの選手も見られるようになれば、単なる繋ぎ役の一人になるだけでなく、局面を打開する事が出来る選手になるでしょう。また、ペナルティーエリアのやや外の絶好の位置でボールを持った際、シュートを打ちたかったシーンで、パスを選んだ場面は、悪くは無いが、自分で決める積極性も欲しかった所です。
試合は、0−0のまま終了。サドンデスPKの結果、ハルト擁するチームSergioが、決勝に進事となりました。もう一方の準決勝も、0−0の末、PKでチームPabloが決勝進出となりました。

先に行われた3位決定戦は、共にPKで1点ずつを決めるも、1−1のドローで終了となりました。リクは一度抜け出してチャンスを掴むも、シュートは惜しくもゴールポストの脇に外れて行きました。

決勝では、昨日今日通じて初の先発出場を果たしたハルトが、左ウイングの位置を務めます。ハルトのチームには、同じ2011年生まれのスペイン代表U14のキャプテンIvanや、小6ながら、お兄ちゃん達のグループでキャンプを過ごしているSporting Gijon所属のSuanがいます。対する相手には、トップに高2のGetafeに所属する事が決まっているJulioがいます。その為、Ivanが本職のセンターバックに入り、3歳年上のJulioとマッチアップで勝負する構図に。試合は、一進一退の攻防が続き、前半は0−0のまま折り返します。すると後半、Ivanを前線に置き、勝ちに行ったSergio監督。空いたセンターバックには、ボランチのSuanを下げる構成に。しかし、これが裏目に出て、試合終了間際、高2のJulioと小6のSuanが一対一になるシーンを作られてしまい、流石にSuanもスピードで突破され、それがゴールに!またしても、ハルトのチームは準優勝で終わる結果となりました。






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