とうとうキャンプ最終日!強い日差しに負けず、今日も力を振り絞って頑張ります!
午前中はいつものようにトレーニング。ユーシとタイチはそれぞれ足に痛みがある為、午前中は温存する事になりました。
ゴールデンエージグループは、フットボールテニス、4対2のボールポゼッションと切り替えのトレーニングからスタート。そこでは、素早い状況判断、スペースがどこにあるかの認知、的確なボール処理技術が求められます。続いて、ヘディングシュート競争。ここでは、ヘディングシュートの技術、そして、素早く自分が打ち終わった後にGKに入らなければならず、切り替えと集中力も求められます。その後、好守の切り替えの速さが求められる1対1が行われました。
一方、お兄ちゃんグループの方は、勝ち残りドリブルゲーム、ボールポゼッションと逆サイド展開、ミニゲーム、シュート練習などが行われました。ハルは改めて、今週の感想として、「レベルが高過ぎます。」と言いながらも、懸命に走っていました。
午後は、お兄ちゃんグループは、ホテル敷地内のミニコートでミニゲーム大会で軽く汗を流した後、バスで山へ移動し、サバイバルゲームを行いました。木々が茂る山の中腹にて、本格的な装備をして、2チームに分かれてのゲームでは、プラスティックボールが当たると、貸衣装の迷彩服がオレンジや緑に塗りたくられる中、発射される玉が思いの外強烈で、皆、当てられた箇所が腫れていました。
さて、一方のゴールデンエージグループは、いよいよミニEURO決勝戦です。グループリーグで最下位ながら、準決勝で同1位のオランダを破って勢いづくフランシア。そして、グループリーグ2位、準決勝でもエスパーニャを破って決勝に上がって来たユウジロウとタイチ擁するイングラテッラ。試合は決勝らしく、緊張感漂う中、気持ちのこもった戦いが行われました。
試合は今日まであまり目立っていなかったフランシアのNilがロングシュートを叩き込み、先制点を叩き込みます。しかし、イングラテッラは焦る事なく、じっくりと攻め立て、ボールポゼッションで優位に立ち、Alejandroが押し込んで同点に。更には、ユウジロウが2度、決定機を掴むも、1度は相手のシュートブロックに、もう1度はポストに嫌われ、追加点をなかなか奪えません。その後は殆ど相手にチャンスを作らせない展開も、逆に相手の粘り強い守備を前に、なかなか決定機も作れない状態も続き、遂に決着はPK戦に!
先行のイングラテッラはJoelが決めて勢いをつけると、続いてのフランシアのシュートは小4GK Kyrianが見事にシュートストップ。盛り上がるイングラテッラ。続いてのキッカーはタイチ。しかし、タイチのシュートは悔しくも、Josepに止められてしまいます。続くフランシアのLuisが決めて同点。続くイングラテッラはAlejandroが止められてしまいます。最後のキッカー、上り調子のフランシアのエース、小5のRomeuがきっちり決めて、試合終了。
誰もが、下馬票はイングラテッラを予想していたものの、その通りに行かないのが勝負の世界。タイチもユウジロウも、あの時のあの1プレーが勝負を分ける事を身をもって体感した事でしょう。2人の涙は、必ずや、今後の彼らの成長に繋がって行くはずです。
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