さぁ、キャンプもあっという間に最終日、参加者は皆んな、多少の疲れや怪我があるものの、すっかり仲良くなって、和やかな雰囲気です。
我らがハルとタイチも元気です。タイチは、出発前から右足首に不安を抱えていましたが、多少の違和感はあるものの、全スケジュールをこなしています。足首が万全であれば、もっと思いっきりボールを蹴ったり、鋭いステップワークが出来るだけに、本人も歯がゆいでしょうが、しかし、それを知らなければ気づかない程、十分に良いプレーが出来ています!
午前中は、様々な種類のコンビネーションプレーからのシュート、3つのグループに分かれての勝ち残りミニゲーム、スペイン式ロンド、フリーキックやPKを行いました。タイチのグループは、週を通して様々なメニューによる個人戦を行なっていて、今日はその最終日。センターサークルから5秒以内にドリブルで突進し、GKと1対1を行なったりして、この日も得点を競いました。最終的にキャンプを通して最も得点をゲットしたのはシンメトリーの髪型が印象的なOtto、34得点で見事に優勝を果たしました!タイチは総合得点23点でした。中盤のゴルフゲームで得点が思うように出なかったのが響きましたが、メニューによっては目立った活躍をしていました。
さぁ、そして午後の最後のトレーニングは、ミニEURO2024です!まずは準決勝の第一試合、タイチ擁するアレマニア対、リーグ優勝のイングラテッラ。しかし、この日のイングラテッラは攻撃の要、AlvaroとNicoの左利きコンビをコンディションの問題で共に欠く苦しいチーム事情。アレマニア、これはチャンスです。しかし、アレマニアは先制点を献上してしまいます。そのまま一進一退の攻防が続く中、先の個人戦で優勝したOttoが起死回生の同点ゴール!試合はPK戦に。そうなると、エスパニョールに入団が決まっている巨漢Martinがゴールマウスに君臨するイングラテッラが有利、惜しくもアレマニアは敗退する事となりました。タイチは最後尾で堅実なプレーを繰り出していたものの、悔しい結果となりました。
続いての試合はハル擁するエスパーニャ対バルサのカンテラ所属の小5 Jesus率いるフランシア。エスパーニャは中1のGK Pauが最後尾から声を出したり、ファインセーブでJesusの攻撃を抑えてチームを牽引すると、後方、中盤、前線と神出鬼没に顔を出す中1のAmadu、そして、左サイドで”Mitoma”役を演じるハル、中盤で馬力を発揮する小6のCalletano、そして前線で鋭い動きを見せる小5のLimoneなど、なかなかの戦力で奮闘します。そんな中、右サイドでAmaduがドリブルで相手ゴール前に侵入すると、左サイドでフリーで待ち構えるハルへ。これをハルがきっちりと決めて、ゴール!エスパーニャが先制点をあげる事に成功します!
しかし試合終了間際、オフサイド疑惑はあったものの、フランシアが起死回生の同点ゴールを叩き込みます。これにはGKのPauが審判に猛抗議するも、判定は覆らず、そのままPK戦へ。3人ずつのPK戦は勝敗が決まらず、サドンデスへ。ハルもきっちり決め、最後はフランシアのGK、アメリカ人のWillが放ったシュートをPauが止めて、エスパーニャが決勝進出を果たしました!
続く決勝戦。これまで何度か戦った強豪イングラテッラとの対決です。過去の対戦成績は1分1敗。しかも、決勝にはAlvaroが復帰し、イングラテッラは勢いを増します。試合はイングラテッラが先制するも、Amaduのスーパーゴールで同点、決着はPK戦へ。ここでも、PK戦はサドンデスへ。同点で迎えたエスパーニャのキッカーはハル。ゴールマウスに立ちはだかるは、巨漢Martinです。決めればエスパーニャ。緊張で顔がいつも以上に硬直するハル。自分を信じて放たれた一撃は、、、
ゴーーーーーーーーーーール!!!
劇的な展開は、ハルのゴールで決着!エスパーニャが見事、チャンピオンとなりましたぁ!!!
これでキャンプの全行程が終了、皆んな、修了証書を受け取り、キャンプを締め括りました。
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