キャンプ2日目、この日も昨日と同様、最高気温が27度程度、高原の湿気の少ない空気と相まって、非常に過ごしやすい陽気です。
午前中は、パス交換、ビンゴ、ヘディングシュートゲーム、2対2プラスフリーマン、狭いスペースでの5対5プラスフリーマン、ミニゲームなどのトレーニングを行いました。
この2日間で、球際の戦いに一切怖さを見せない事を証明したハル。球際のインテンシティでは、スペイン人達と全く引けを取りません!逆に、スイッチが入った時の猪突猛進的なプレーには、少しこちらが心配になるほど。この日も、何度か激しいボディーコンタクトがあり、両者が地面で痛む姿がありました。しかし、その後はお互いに握手をしてノーサイド。男らしさ、勇敢さが求められるこの国で、これくらいのぶつかり合いは当たり前と言わんばかりに、スポーツマンシップが光る一幕でした。
一方のタイチも、同じ2012年生まれの小6グループのレベルが全体的に高く、曲者も多い中で、球際で遅れを取ってはまずいと言う空気感の中で、良い緊張感でプレーしています。
午後は、前半はキックゲームでレクリエーション。ハル達の2010年グループは、コーナーキックからカーブやシュート回転でゴールに入れるキックゲーム。左右のコーナーキックから何発も放っていたハルでしたが、1つもゴールに吸い込まれる事はありませんでした。
一方の2012年グループでは、ゴールマウスの両斜め上に輪っかを備え付け、そこを狙うフリーキックゲーム。1人10回ぐらい蹴っていましたが、この日、唯一その輪っかに入れたのは、タイチでした。他のスペイン人少年達も興奮していました!
そして、最後は昨日に引き続き、ミニEURO2024大会。昨日2戦2敗とまだ勝利の味を知らないタイチ擁するチーム・アレマニアと昨日は1戦のみで、やはり勝利出来なかったハル擁するチーム・エスパーニャの未勝利同士の直接対決。試合は、右サイドハーフに入ったハルの強烈なミドルシュートもあって、チーム・エスパーニャが2-0で勝利しました。
この後の2試合も連勝したチーム・エスパーニャは、3勝1敗で5チーム中2位で終わる好結果を収めました。ハルはこの日の初戦で初ゴールを決めると、その後も右サイドでチームの攻撃を牽引、奮闘していました。
一方のチーム・エスパー二ャは、3連勝中のチーム・イングラテッラと対戦。普段一緒に練習している小6のAlvaroとNicoにゴールを決められ、守っては1歳年下の2013年生まれながら、その巨漢を生かして新シーズンから名門プロクラブRCD Espanyolの下部組織入りが決まっているGKに無失点に抑えられ、4連敗を喫する結果となりました。タイチは最後方で奮闘するも及ばず、悔しさを滲ませていました。
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