❹【スペイン夏キャンプ2025 7月第4週リポート】DAY3
- MGF

- 7月24日
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キャンプ3日目。あっという間に中日を迎えたこの日、今日も21°と清々しいサッカー日和の青空が広がる中、中学2年生以上のグループは、ホテル隣の天然芝のグランドにて、午前のトレーニングを行いました。およそ50数名のメンバーを、GKグループ、10名前後の5つのグループに分け、フィールドプレーヤーは5つのメニューに取り組みました。
リクとハルトが入ったグループは、最初はSergiコーチと共に、1対1のトレーニング、そこでは、守備の際に、いつ、どのようにボールを奪いに行くか、手の使い方、体の向きなど、細かい点に留意したトレーニングが行われました。
続いては、Pabloコーチの下、4対4+2フリーマンのボールポゼッションのトレーニング。そこでは、グループ戦術にて如何にしてボールを持つ相手にプレッシャーを掛けるか、ボールを持ったチームは如何にしてボールを目的地まで運ぶかを訓練しました。
続いては、Sergioコーチの下、パスコンのトレーニング。ボールスピード、パスの精度、ボールを受ける際の準備、トラップ、コントロールオリエンタードなど、簡単なトレーニングの中に、試合をイメージしたリズムは敵を想定してのテンションが求められました。
続いては、Cascoコーチの下、GKを置いてのシュートゲーム。20m程の狭いグリッドに両ゴールを置いて、バイタルエリアを想定しての攻防が行われました。ゴール前という想定なので、ゴールが見えたらシュート。自分で一人剥がしてシュート。特に、ハルトは、スペイン人の『自分で決める』というスピリッツに、刺激を受けていた様子でした。
続いては、Chamorroコーチの下、リフティングバケツや、マルバツゲームでリラックスムードでの遊びを行いました。
最後は、クロスのボールをトラップしてからのシュートや、センターリングシュートを行い、午前の練習を締めくくりました。
午後は待望のゲーム。50人強の中学生以上のメンバーを4チームに分け、まずは準決勝の対決です。リク擁するチームPichu対チームChamorro。Chamorroチームには、2011年生まれのアトレチコ・マドリーに所属し、尚且つ、スペイン代表U14のキャプテンを務めるIván Castellanos君が君臨します。しかし、センターバックのIvánが試合開始早々、まさかの処理ミス、そこを抜け目なく狙っていたチームPichuの長身ウイングAlvaroが見事に決めて、先制点。後半は、Ivánがセンターフォワードに入って来て、同点を狙いにきます。そんな中、4-3-3の1トップに入っていたリクが、猛然と二度追い、三度追いで相手GKやセンターバックにプレッシャーを掛けると、連動したラージョ・バジェカノの下部組織に所属する2012年生まれの短髪君がボールを奪い、横でフリーのリクヘ。これをリクが難なく流し込んで、追加点を上げる事に成功します。試合はこのまま、2対0で勝利、決勝進出です!

続く準決勝は、チームPablo対ハルト擁するチームCasco。ハルトはベンチスタート。4-3-3の1ボランチには、ハルトと同じ2011年生まれのIvánと同様、アトレチコ・マドリーに所属する長髪のLucasがいます。ハルトと同じボランチのLucasは、的確なボール捌きや、長短のパスを繰り出し、チームの司令塔的な存在で、ハルトにとってとても刺激になってくれそうです。ハルトも一つ前の中盤で出場すると、持ち味のテンポの良い捌きぶりで、チームにスッと馴染んだように見えました。但し、華奢な彼は、球際の攻防がスペインモードになっていません。対戦相手のボランチを務める先週から参加している2013年生まれの小6のSuanに競り負けるシーンも。しかし試合は、2対1で見事チームCascoが勝利、決勝進出を決めました。

そして決勝戦。リク擁するチームPichu対ハルト擁するチームCascoの対決です。
試合は、チームPichuが先制点を上げると、更にリクが右サイドでアトレチコの長髪Lucasに競り勝ち、センターリング。これを、先ほどはリクにアシストしてくれた短髪君が押し込んで、2点リードを奪います。しかし後半、チームCascoも意地の2発で同点に追いつく好ゲーム。試合は終了間際にチームPichuのスポルティング・ヒホン所属の2010年生まれ、Saulのゴラッソが飛び出し、3-2でチームPichuが勝利、見事、優勝に輝きました!リクは優勝に結果で貢献する事が出来ました!







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